2018年06月

近年、アメリカのネット企業が世界の時価総額ランキングの上位を締めていますが、動画配信サービスNetflixも成長企業の一つです。

自分の場合、海外ドラマのウォーキング・デッドを見たくてNetflixに加入しました。Netflixはテレビと違い外出先や通勤途中でもスマートフォンで視聴できるためとても便利に感じます。
ウォーキング・デッド以外でもアニメの「うしおととら」や「からかい上手の高木さん」にハマってまとめて視聴していました。

ただし、からかい上手の高木さんを見終わってから以降、4月〜6月はあまりNetflix見てないな〜とふと思いました。常にドラマやアニメで見たい作品があるわけではないので(時間ももったいないし。。)、そういう期間は月額サービスは少額とはいえもったいないですね。
また、映画についてはそれほど網羅できていないので、結局は見たい作品はYoutubeやGooglevideoでレンタルして見ています。

Netflix、ニコニコ動画、アマゾンプライムビデオ、radikoといくつか加入している有料課金のうち、解約するならNetflixになりそうです。ニコニコ動画は将棋観戦、Radikoは野球観戦に必要だしなあ。

日本将棋連盟ライブを月額500円で契約したので、順位戦を観戦してみました。仕事中のときは隙間時間や休憩時間に(^o^)
1ヶ月のランチ代が一回増えたと思えば安いものかな。ただ、最近ネットの月額課金サービスは増えてきてるので定期的に見直しは必要です。アマゾンプライム、Netflix、ニコニコ動画、radikoといつの間にか。。

郷田九段は羽生世代なので谷川九段とはひと回り違いますね。若いほうが勝ちやすくなる傾向はありますが最近の谷川九段は若手強豪にも勝つくらいなので調子の良さが伺えます。
本局はプロの将棋ではあまり見かけない先手の右四間飛車。下記の駒組から自分なら攻め一筋になるのですがプロの将棋ではそうは行きませんね。
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下記の局面では後手に攻め方が多くあり、後手有利にも思います。ソフトの評価値としては互角でした。後手は金が3つきれいに並んでいてはさみ将棋のよう。
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終盤は先手にもチャンスはありましたが後手の郷田九段がきっちり受けきり勝利しました。最終盤は詰むや詰まざるや。深夜に楽しい終盤戦でした。2局目以降も楽しみです!
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将棋の藤井七段の快進撃が止まりません。年明けの朝日杯オープンで佐藤天彦名人、羽生善治竜王などを破り優勝したのをはじめ、竜王戦ランキング戦でも勝ち上がり七段昇段を決めています。すでに、名人・竜王も凌駕して将棋界ナンバーワンは彼なのでは、とも言われているとか。

先日の竜王戦ランキング5組決勝石田五段戦について、ヤフーニュースにも載っていました。
AIを超える衝撃の一手が飛び出した。藤井七段は終盤、AIの評価で「悪手」とされた手を選択。さらに76手目に飛車を切り捨てるという衝撃の一手を放ち、観戦していた棋士たちの度肝を抜いた。AIの読みをも上回る恐るべき読み筋に「強すぎる!」という驚嘆の声が上がった。

私もこの1局はアベマTVで観戦していたのですが、飛車捨てには驚きました。飛車というと、将棋指しなら誰もが欲しくなり、捨てるには勇気のいる駒だからです。

ぴよ将棋で解析

スマホアプリの将棋AIぴよ将棋でこの棋譜を解析してみました。話題の局面です。
局面①石田五段がここで飛車の前に歩を打ちガチっと守ります。石田五段もまさかここで同飛車とは思わなかったのではないでしょうか。
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局面②飛車で歩をとった局面。ぴよ将棋でも悪手認定されています。評価値グラフでもだいぶ石田五段に振れています。ソフトの読み筋としては歩ではなくて、56の角を取る手を推奨しています。
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局面③その後、桂馬を繰り出して77の地点に攻めを仕掛けます。この手もぴよ将棋では疑問手となっています。
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他のプロ棋士でも気づかなかった手というわけで、相当気づきにくい読み筋だったのでしょう。小さい頃からたくんの詰将棋を解いてきた藤井七段だからこそ、その後の詰みまでイメージでき、この手の発見に繋がったのかもしれません。将棋ソフトはすでにプロ棋士を大きく超越した存在になりましたが、こういうソフトが気づかない手を人間の棋士が指せるという点が面白いと感じます。

以前、羽生さんが言われていましたが、将棋ソフトもまだ将棋を完全解明したわけではないから、すべてを信用できるわけではないと言われていました。これは将棋に限らず他のことにも当てはまるかもしれません。人工知能が高度に発達しても、結局は自分で考える力というのは必要な気がします。

竜王戦本戦トーナメントも、ますます楽しみになりました。藤井七段、竜王戦どこまで登りきれるか。

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将棋のNHK杯一回戦第10局、永瀬七段vs高野四段をテレビ観戦しました。プロの将棋の対局では、持ち時間は名人戦が長く一人9時間(2日制)、他棋戦だと、4時間や5時間というのもあります。
このNHK杯は、持ち時間10分(プラス考慮時間10分)と他の対局に比べると圧倒的に持ち時間が少なく早指し棋戦と言えます。そのため、早指しに強い棋士が好成績を残せますし実績ある棋士でもトーナメントの早い段階で姿を消すということもあります。
視聴者目線では、スピーディーに局面が移り変わるのでハラハラ・ドキドキ感を味わうことができます。

今回対局者の永瀬さんは、まだ25歳と若いですが、将棋界でトップクラスの一人と言えます。タイトルこそ取っていないものの、記事の強さを表す指標の一つである棋士レーティングにおいて、トップ5に入っているからです。
また、現代の将棋界では人工知能を搭載した将棋ソフトを活用して研究するのが主流になってきていますが、永瀬さんはあまりソフトは使用しないせず、自分自身でじっくり考え抜くスタイルという旨の発言をしています。そうした勉強方法から、あの負けない受け将棋が出来上がっているのでしょうか。
一方の高野四段は、昨年引退した「ひふみん」こと加藤一二三九段の最終局を対戦した棋士です。最近では珍しい加藤九段の得意な矢倉を受けて立ち相矢倉の一局でした。

対局の内容としては、相掛かりの出だしから互角の局面が続いていきました。印象に残った手は、下図で先手の85桂。木村九段の解説ではあえて桂馬を飛車に取らせて86歩と上がることで、87の地点をと金と飛車の攻めから緩和する狙いがあるとのこと。なかなか、解説がないと意味がわかりにくい手でした。
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勝負としては、この後、後手の高野四段が飛車と角をうまく使い、格上の永瀬七段に勝利しました。先手は左辺から後手玉に迫ることができず厳しかったですね。
さすがの永瀬さんも粘りを発揮できませんでした。

勝利した高野四段は、二回戦で羽生竜王との対局となります。高野四段が勢いで羽生竜王にどう挑んでいくか見所ですね。次週は井上慶太九段と糸谷哲郎八段との関西棋士同士の対戦となります。こちらも時間があれば観戦したいと思います。


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ハウスオブカード(アメリカの政治ドラマ)を見て政治ドラマの楽しさを知りました。政治の世界には疎いのですが、ドラマや映画だと気軽に楽しめますね。

今回は女神の見えざる手というロビイストたちの映画を見ました。アマゾンビデオでレンタルされています。(残念ながらNetflixやGoogle Playムービーでは配信されていません)
女神の見えざる手(字幕版)
ジェシカ・チャステイン
2018-04-03



ロビー活動という言葉は知っていたものの、日本ではあまり馴染みのない言葉だと思います。私も詳しくは説明できません。

ロビー活動(ロビーかつどう、lobbying)とは、特定の主張を有する個人または団体が政府政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動である。(ウィキペディア)

本作では、ジェシカ・チャスティン演じるロビイストのスローンが全米ライフル協会や銃規制反対派の大手ロビー会社に対立する物語となります。スローンは目的のためには手段を選ばない冷酷な性格で、仲間であっても容赦なく使い捨てます。人としては、どうなの?と思う性格ですが、仕事に対しては、信念を通して行動できるところが彼女の魅力ですね。
現実のロビー活動では、こんなに危険なことはやらないでしょうが、お互いを貶める戦略が散りばめられていて、途中飽きることなく観ることができます。

映画を通して、最近のアメリカで頻発する銃乱射事件について考えるところもありました。日本の感覚では、普段銃なんて見ることすらないので、スーパーで購入できるということに驚きます。元々、アメリカは自分の身は自分で守るという自衛の文化があるし、映画でも度々出てきた合衆国修正第2条、
「規律ある民兵は自由な国家安全保障にとって必要であるから、国民が武器を保持する権利は侵してはならない」
により、憲法に定められていると主張する意見も強いようです。
とはいえ、アメリカでも若い世代を中心に銃規制を呼びかける運動が行われメディアでも大きく取り上げられていることから、購入に際して、免許制度のようなルールができる可能性もあります。スローンのようなロビイストが現実世界にもいて、悲惨な事件が繰り返されないことを願っています。

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